私道の敷地所有者の数少ないメリットを解説します。ここでいう『私道の敷地所有者』は、単独で私道を所有する者を指していますが、私道を共有する者のメリットも含みます。
○道路に設置する電柱・支柱に関する土地使用料
年間に数百円程度ですが、私道の敷地所有者には土地使用料が支払われます。ただし、設置された電柱や支柱は通行に邪魔な障害物となりますので、デメリットもあります。
○私道に関する通行承諾、建築同意にともなう承諾料
建築基準法上の道路を除き、原則として私道の利用は私道の敷地所有者の承諾を得る必要がありますので、私道の敷地所有者は通行料や承諾料をを得るケースもあります。
○私道を売買して売却益を得る
私道の敷地所有者は、所有する私道の敷地を自由に処分できます。私道持分のない私道の利用者は私道を高額で買うケースもあり、売却して利益を得ることは可能です。
○私道整備の助成金・補助金
私道の整備費用を自治体が助成・補助するケースがあります。
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